今年の夏場の電力不足が懸念されると連日ニュースで大賑わいで、大相撲もこのくらい賑わったらいいのに。東京ドームと同じお天道様を拒否拒絶した建築物の中で灯りをたくさん使った神事が野球の競技と同じようにマスコミに叩かれるとは信じがたい。土俵にするめを入れてることを加味すればみんな神様にひれ伏すんだよ。
猛暑と言われた2010年度の東京電力からの明細を元に、各月の消費電力をグラフにしてみた。計測、測定、調査、訪問、検針、そうだ検針日がまちまちで単純に消費電力だけでは正確なデータが得られない。東京電力からのお知らせには何月分と記載されているが、実際はそうじゃない。これにダマされる必要はどこにもない。
検針が定期的に行なわれていない情報を元に、ご使用量を試用期間の日数で割って30をかけたものが左のグラフだ。各月の使用量の実体にかなり近い数値になっている。
注目すべきところは、猛暑を裏付ける8月の数値で128.18kWhという値が出ている。kWhが何の単位かは知らないが、多いということは視覚的にも明らかだ。この月の電気代が3000円を超えていたということからもかなりの電力を使い込んだことが伺える。
変わって、最も少ないのが過ごしやすい気候になった10月で93kWhという値になっている。8月はこれと比べると単純計算で37%の増加というデータが出てくる。3月の104.55kWhと比べても23%の増加であるため、夏場の計画停電の必要性や突発的な大規模停電の発生が想定されることではなく、現実問題として考えなければならない切実な窮状であることを意識しないといけない。
一人暮らしの電力であるため微々たる数値であるが、この増減が全世帯で等しく発生すると恐ろしいことになることはわかってもらえると思う。
なお、このデータは年間のエアコン使用日数が3日間の場合の電気使用量であるため、一般世帯ではこの程度の差に留まらず、もっと顕著な差が発生することが考えられることを付け加えておく。
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