地味に買い物した小物が増えてきたので、部屋の中でいらないものを捜索していたら懐かしいものが出てきた。カセットテープのケースの紙の上に文字を転写するレタリングシートです。値札を見ると「アイワールド」とあるので、相模原にあるかつてボーリング場の中だけリフォームして店にしたところで購入したものだ。店内に激しい段差があったり、天井が斜めだったりして面白い店だった。25年前くらいの話。
カセットテープは基本的にAXIAだったなー。プログラムをセーブする外部記憶媒体としてC-10とかC-15もよく買った。プログラムデータの持ち運びに便利で重宝した。その後、フロッピーが出てきて安全性と信頼性が無いに等しいというか精密機器並みに扱わなければいけない暗黒時代が到来したのは別の話。
カセットテープはハード面で多様性があって、学生なら誰しも持っていた鉛筆で巻けるところが良かった。シャープペンシルでも巻くことは出来たが、六角形ではなく円形のシャーペンというものが出てきて巻けなくなってしまった暗黒時代が到来したのも別の話。
今ではバージョンアップするごとに過去の経験は無駄になることが当たり前になっているため、精神的な暗黒面に陥ることはなくなってきたが、打たれ弱い人間が増えてきているのはその弊害ではないかと思う。
昔なら当然の苦痛を現代人はもっと感じるべきだ。例えば有料オンラインRPGで、バージョンアップする事にデータの引継ぎは一切行なわないとか。最初は文句を言う奴は居るがそのうちそれが普通になって問題なくなる。
マイクロソフトのOFFICEがいい例だ。以前のバージョンの保証の無さ加減は凄まじいがシェアは落ちない。OFFICEに対応することで、障害に出くわしても対応するスキルが上がると考えている人が多いのだろう。法の網をかいくぐるアイデアはマイクロソフトとフリスクの提供でお送りしております。
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