今日は予定していた片付け物が少なかったから余った時間で隣駅まで歩いて行った。天気が曇りで出かけるには最高の日和だったから。気分転換で、途中からいつもと違う道を歩いて行った。車窓から見えていた道はどんな感じなんだろうと思ったのもある。実際歩いてみると、線路の土手には若草が生い茂り、若草色の鮮やかさは冬の気配など微塵も感じさせない春らしさを実感した。
隣駅までの道のりには踏み切りは一切なく線路の下をくぐって向こう側に行くようになっている。今まで狭い道からよく人が出てくると思っていたところがあったが、反対側を通ることでその位置が線路の下をくぐるところと一致することがわかった。線路をはさんだ空間が頭の中で繋がったイメージなり、なんか気持ち良かった。
空間認知は右脳をよく使うらしい。自分は左手利きなので、右脳が活発で空間認知もさぞかしと思いたいが、それなりの方向音痴で空間認知力は低い。多分左脳にある空間認知を精一杯使ってこの程度なんだと思う。異なる図形を探すとかのパズルの類は大得意だが、実生活に役立たないから意味が無い。
知らないところを歩くと、地区の匂いの違いが気になる。歩いたところが、庭のない家ばかりで住居が道に近い。だから、感じる匂いでその家の生活レベルがわかってしまう。新築の匂いがなかったり、古びた木造建築の匂いがしたり、加齢臭が道路の真ん中まで匂ってたり、と総合評価としてはレベルが低くかった。線路をはさんでこんなに違うもんなんだ。
そうして歩いているときに人生の目標について考えたが答えが出なかった。今楽しければいいという生き方が幸せの一つとは思うものの、何が楽しいのかがわからない。法律が大きな壁なんだな。
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