来年の干支が申で猿なわけなのですが、どうにも猿は気に入らない。と、年賀状の絵を描きながら思っていたわけです。
なぜ気に入らないのか嫌いなのか自分自身に問い合わせてみると、子供の頃に遊園地みたいなところで飼育員らしい人が子供と動物の交流目的か何かでチンパンジーを連れていた光景が浮かび上がってきました。チンパンジーを抱いた飼育員は子供達に触れ合いを助長させていて自分のところに来て「握手してごらん」と言っています。自分が手を出すとチンパンジーは足で自分の手を掴みました。
ウザいババァのようなカサカサの足の感触と『飼われている獣ごときが足で俺様の手を掴んだ』という不快感が自分の脳内を満たして感情がおかしくなりました。憎悪、侮蔑、屈辱、嫌悪が入り混じったような感じで、例えるなら『世界の全てを憎む』のに近いのかもしれません。
数年前まで幼稚園に通っていた子供にこのような感情を植え付けた飼育員の所業は悪と断定、いや断罪すべき行為です。
猿関係で思い出した2つの知識が繋がったのでここで述べておきます。
昔に読んだ文献で、ヒトとヒト以外の類人猿で子孫を作ることはタブー視されていて、動物実験でヒトの子を妊娠したオランウータンのメスを射殺処分にしたという話がありました。
昔に見たテレビで、ヒトの精子が弱くなっている上に男性を作る染色体は徐々に減っていくため人類が絶滅するのは遺伝子に組み込まれている運命とかなんとかというのを見ました。もしヒトという種を残すのであればヒト以外の類人猿と子孫を作るしかないが、脳などはヒトの能力が引き継がれても外見は99.99%サルになると言われています的な内容も見ました。
つまり実際に作って統計学で立証できる結果を確認したからヒトとヒト以外の類人猿で子孫を作ることはタブーになったんだなぁ、とか思ったり。
そんな無駄なことをするより遺伝子を操作したほうが効率が良かったりしてな。骨髄移植とかだと相性が合う確率低いようなことがあるから、いい遺伝子を探すのはもっと大変だろう。赤十字とか大きな機関からサンプルを搾取するのは色々手間だから民生企業でも立ち上げてサンプルを集めるのが妥当なところか。ヒトはそれで目処が立っているとしてサルはどうすんだろ。
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